日本政策金融公庫の金利一覧!すぐ使える金利を下げる3つの方法

日本政策金融公庫 金利

日本政策金融公庫の金利が知りたい!

上記のように金利を知りたい!とお考えではないでしょうか。

日本政策金融公庫の金利は事業種別や制度により異なりますが、主な3事業における主要利率は以下の通りです。

国民生活事業 2.16%~2.58%
中小企業事業 1.11%
農林水産事業 0.2~0.38%

今回は日本政策金融公庫の「金利」について詳しく紹介していきましょう。
一覧で分かりやすく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

また、金利を低くする方法についても解説していきます。

※金利情報は2019年9月27日時点のものを記載しています。

参考:金利情報|日本政策金融公庫

1:【事業別】日本政策金融公庫の金利一覧

日本政策金融公庫の金利が知りたいけれど、どこを見れば良いか分からない・・・。

上記のようにお困りの場合には、紹介していく一覧表で解決しましょう。

今回は3つの事業別に金利を一覧で紹介していきます。

  • 国民生活事業
  • 中小企業事業
  • 農林水産事業

ご自身が利用したいと考えている融資制度や使い道に合わせて金利をチェックしてみましょう。

1-1:国民生活事業の金利

国民生活事業に該当する金利を、状況や制度ごとに分け8種類紹介していきます。

  • (1)担保を不要とする場合
  • (2)担保を必要とする場合
  • (3)新創業融資制度を希望する場合
  • (4)災害貸付、東日本大震災復興特別貸付を希望する場合
  • (5)中小企業経営力強化資金を希望する場合
  • (6)経営者の保証を不要とする場合
  • (7)ソーシャルビジネス支援資金を希望する場合
  • (8)小規模事業者経営改善資金、生活衛生改善貸付を希望する場合

上記8つの状況・制度ごとに金利を紹介していきましょう。
尚これらの融資を受けた後、遅延した場合の割合は年8.90%となります。

1-1-1:(1)担保を不要とする場合
基準利率 2.16~2.23
特別利率A 1.76~1.83
特別利率B 1.51~1.58
特別利率C 1.26~1.33
特別利率E 0.76~0.83
特別利率J 1.11~1.18
特別利率N 1.86~1.86
特別利率P 1.96~1.97
特別利率R 1.96~1.96
特別利率U 1.66~1.66
1-1-2:(2)担保を必要とする場合
基準利率 1.16~1.83
特別利率A 0.76~1.43
特別利率B 0.51~1.18
特別利率C 0.30~0.93
特別利率E 0.30~0.43
特別利率J 0.30~0.78
特別利率N 0.86~1.46
特別利率P 0.96~1.57
特別利率R 0.96~1.56
特別利率U 0.66~1.26
1-1-3:(3)新創業融資制度を希望する場合
基準利率 2.51~2.58
特別利率A 2.11~2.18
特別利率B 1.86~1.93
特別利率C 1.61~1.68
特別利率E 1.11~1.18
特別利率J 1.46~1.53
特別利率P 2.31~2.32
1-1-4:(4)災害貸付、東日本大震災復興特別貸付を希望する場合

平成28年熊本地震特別貸付、平成30年豪雨特別貸付(その他被害者を除く)も該当します。

基準利率 1.36~1.43
特別利率A 0.96~1.03
特別利率B 0.71~0.78
特別利率C 0.46~0.53
特別利率E 0.05~0.05
特別利率J 0.31~0.38
特別利率P 1.16~1.17
1-1-5:(5)中小企業経営力強化資金を希望する場合

2,000万円以内の無担保・無保証人

特別利率S 2.26~2.27
1-1-6:(6)経営者の保証を不要とする場合

経営者の保証を不要とする場合は(1)(2)(4)の融資を併用した場合で、経営者保証免除特例制度を希望する場合に限ります。
利率は(1)(2)(4)の利率に+0.2%されたパーセンテージです。

1-1-7:(7)ソーシャルビジネス支援資金を希望する場合

(1)(2)(4)の利率に+0.1%されたパーセンテージとなります。

1-1-8:(8)小規模事業者経営改善資金、生活衛生改善貸付を希望する場合
特別利率F 1.21%

1-2:中小企業事業の金利

中小企業事業の金利を一覧で紹介します。
貸付期間が5年以内~19年以内までは、全て同じ利率です。

貸付期間 主な貸付利率
基準利率 特別利率① 特別利率② 特別利率③
5年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
5年超6年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
6年超7年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
7年超8年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
8年超9年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
9年超10年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
10年超11年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
11年超12年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
12年超13年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
13年超14年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
14年超15年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
15年超16年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
16年超17年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
17年超18年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
18年超19年以内 1.11% 0.71% 0.46% 0.30%
19年超20年以内 1.12% 0.72% 0.47% 0.30%

1-3:農林水産事業の金利

農林水産事業の金利を紹介します。
農林水産事業は他の事業に比べて金利が非常に安いのが特徴です。

スーパーL資金 0.02%
スーパーW資金 0.02%
農業改良資金 無利子
青年等就農資金 無利子
経営体育成強化資金 0.02%
農林漁業セーフティネット資金 0.02%
農業基盤整備資金 0.02%,0.17%
漁業経営改善支援資金 0.02%,0.17%
特定農産加工資金 0.16%,0.31%
食品流通改善資金 0.16%

2:金利を低くする3つの方法

金利が低くならないかな?

日本政策金融公庫の金利が低いことで有名ですが、金利をさらに下げる事の出来る可能性があるのであれば方法が知りたいですよね。

金利を下げる方法は、主に3つあります。

  • 担保・保証人を付ける
  • 新規性を狙う
  • 災害制度を活用する

誰もが利用できる方法は①の担保・保証人を付けるという方法です。
②・③は該当すれば、主要金利よりも低い金利で融資を受けることが出来ます。

3つの方法について詳しく紹介していきましょう。

2-1:担保・保証人を付ける

1つ目の方法は、担保・保証人を付けるという方法です。

この方法は日本政策金融公庫に限らず、どんな金融機関でも融資を受ける際に活用することが出来ます。

担保・代表者の連帯保証(保証人)を付けると、金利が低くなる傾向があるのです。

なぜなら、担保は返済できなくなった時に没収される財産を指します。連帯保証人は、返済できなくなった時に支払い義務が生じる保証人です。

融資を受ける際に、担保・保証人を付けておくと必ず返済しなくてはならないという意思を示すことが出来ます。
日本政策金融公庫側でも、返済不能になるリスクを抑えることが出来るので金利を下げることが可能です。

2-2:新規性を狙う

2つ目の方法は、新規性を狙うという方法になります。

日本政策金融公庫の金利は融資制度により変動します。
その中でも「新規性」がある制度や事業内容については金利が低くなる傾向があるのです。

普通貸付 基準金利
セーフティネット貸付 経営環境変化対応資金:基準利率、特別R・T
金融環境変化対応資金:基準利率
取引企業倒産対応資金:基準利率
新企業育成貸付 新規開業資金:基準利率、特利A・B
助成、若者/シニア起業家支援資金:基準利率、特利A・B
再挑戦支援資金(再チャレンジ支援融資):基準利率、特利A・B
新事業活動促進資金:基準利率、特利A・B・C
中小企業経営力強化資金:基準金利、基準金利-0.1%、特利S、特利S-0.1%
企業活力強化貸付 企業活力強化資金:基準利率、特利A・B・C
IT資金:基準利率、特利A・B・C
海外展開・事業再編資金:基準利率、特利A・B・C
地域活性化・雇用促進資金:基準利率、特利A・B・C
ソーシャルビジネス支援資金:基準利率、特利A・C
事業継承・集約・活性化支援資金:基準利率、特利A・B・C
観光産業生産性向上資金:基準利率、特利A・B
環境・エネルギー対策貸付 環境エネルギー対策資金:基準利率、特利A・C
社会環境対応施設整備資金:基準利率、特利A・B・C
企業再生貸付 企業再建資金:基準利率、特利A・C

「特利」と書かれている融資制度には、特別利率の適用ができる種類となります。
条件にもよりますが、特利を利用することができれば通常よりも低金利で融資を受けることが可能です。
表を見ると分かるように、新規事業等には特利が適用されている割合が高くなっています。

ご自身の事業内容に合わせて、特利が適用できないか確認をしてみましょう。

2-3:災害制度を活用する

 3つ目の方法は、災害制度を活用するという方法です。

この方法は災害に遭われた場合にのみ、活用することが出来ます。
もしも災害に遭ってしまい、融資が必要な状況になってしまった場合には「低金利」で融資を受けることが可能です。

日本政策金融公庫は、国が100%出資している融資専門の機関になります。
被災された方に向けて低金利で利用することのできる制度が、豊富に準備されているのでもしもの場合には活用すると良いでしょう。

3:日本政策金融公庫で借りる!5つのメリット2つのデメリット

日本政策金融公庫でお金を借りるメリットやデメリットはあるのか?

上記のように、日本政策金融公庫でお金を借りるかお悩みではないしょうか。

中小企業や個人事業主など、まだ実績が十分でない場合には日本政策金融公庫は資金調達の強い味方となってくれます。

メリットしかないのでは?と考えてしまいますが、もちろんデメリットもあるのです。
日本政策金融公庫でお金を借りる5つのメリットと2つのデメリットを紹介していきましょう。

  • 5つのメリット
    ① 低金利
    ② 中小企業・個人事業主に有利
    ③ 保証人不要制度
    ④ 返済を待ってもらえる
    ⑤ 長期返済が可能
  • 2つのデメリット
    ① 時間がかかる
    ② 自己資金が必要

上記5つのメリット、2つのデメリットについて詳しく紹介していきます。

3-1:5つのメリット

日本政策金融公庫でお金を借りる5つのメリットについて紹介しましょう。

① 低金利
日本政策金融公庫のメリットと言えば、低金利という点です。
固定金利で融資を受けることができ、他の金融機関で融資を受けるよりも低い金利でお金を借りることが出来ます。
経営者なら誰しもが日本政策金融公庫で、融資を受けたいと思うのではないでしょうか。

② 中小企業・個人事業主に有利
日本政策金融公庫の経営方針には、以下の様に記載があります。

雇用の維持・創出など地域経済を支える中小企業・小規模事業者及び農林漁業者等の活力発揮に向けた支援を推進する。
引用元:基本理念及び経営方針|日本政策金融公庫

上記の通り、他の金融機関で断られてしまった中小企業等でも日本政策金融公庫で融資を受けることが出来る可能性が高いのです。
身近で頼りになる存在である日本政策金融公庫は、中小企業の資金難を改善できる力強い味方と言えます。

③ 保証人不要制度
日本政策金融公庫では、通常は必須である保証人が不要な制度があります。
「新創業融資制度」「中小企業経営力強化資金制度」では代表者保証の必要が無く融資を受けることが可能です。
参考元:新創業融資制度の概要|日本政策金融公庫

④ 返済を待ってもらえる
日本政策金融公庫では、返済スケジュールの変更が出来ます。
もしも「今月の返済が厳しい・・・」という場合には、担当者へ相談すると月々の返済負担を減らすことが可能です。

⑤ 長期返済が可能
日本政策金融公庫では、返済期間が長いという特徴があります。
返済期間は融資制度により異なりますが、制度によっては最長で20年まで返済期間を設けることが可能です。
月々の返済負担を減らしたい…という場合でも長期返済することが出来ます。参考元:融資制度一覧から探す|日本政策金融公庫

3-2:2つのデメリット

日本政策金融公庫2つのデメリットについて紹介しましょう。

① 時間がかかる
日本政策金融公庫で融資を受けた場合、お金が手元に入るまで大体1ヶ月ほどかかります。日本政策金融公庫が融資専門の機関であり銀行ではないため、審査に時間がかかることが理由の1つでしょう。カードローン等の即効性のある資金調達方法には、スピードではかなわないのです。

② 自己資金が必要
制度によっては自己資金がある程度ないと、融資を受けることが出来ません。
例えば新創業融資制度の場合、創業資金総額の10分の1以上の自己資金が利用条件に含まれているのです。自己資金0円では利用出来ないことを覚えておきましょう。参考元:新創業融資制度|日本政策金融公庫

まとめ

 日本政策金融公庫の金利について詳しく紹介してきました。

日本政策金融公庫の金利は、一般の銀行等に比べて低い金利で融資を受けることが可能です。
さらに担保や保証人を付ける場合や、新規事業を始める場合には特別利率で融資を受けることも出来ます。

 もしも融資を受けようと金利で検討している場合には、日本政策金融公庫での資金調達がオススメです。ぜひ参考にしてみてください。