ベンチャーキャピタル(VC)ファンドとは?仕組みと資金調達の選び方

ベンチャーキャピタル

ベンチャーキャピタルファンドって何だろう?

ベンチャーキャピタルファンドとは、未公開企業に投資を行うために集められたお金のことを指します。

ベンチャーキャピタル(以下、VCとします)から投資を受けたいと考えているベンチャー企業の方、ぜひこの機会にVCの仕組みについて理解しておきましょう。今回はVCファンド、VCの仕組みについて詳しく解説していきます。

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1:ベンチャーキャピタルファンドとは?

VC ファンド
ベンチャーキャピタルファンドとは、成長性のある未公開企業(ベンチャー起業)に投資を行いそのリターンを分配するというファンドの一つです。そもそも「ファンド」とは、複数の投資家などから集めた資金を使って投資を行います。

資金をまとめて、起業したばかりのベンチャー起業へ投資を行う事でIPO(上場)」もしくは「M&A(売却)」というEXIT(出口)を達成した際にリターンとして売却益を得ることが可能です。

また、資金投資した場合の規模拡大や影響力の強化を図ることが期待出来ます。

2:VC7つの仕組みを解説

VCは、資金調達の難しいベンチャー企業にとって便利な存在です。
急成長しそうなベンチャー企業を発掘し、IPOを出口としているVCですが仕組みをご存知ですか?

ベンチャーキャピタルファンドとも関係のある、VCの仕組みについて詳しく解説していきます。

どの様な仕組みで、ベンチャー企業は投資を受けてVCは利益を得ているのか理解しておきましょう。ぜひ参考にしてみてください。

2-1:VCの仕組み

VC 仕組み

① 組成・出資 VCがファンドを作り、管理と運営を行う
② 出資 複数の投資家から出資を募り、投資資金を確保する
③ 投資 急成長するであろうベンチャー企業を見つけ、ファンド資金を投資する
④ 投資先の支援 投資だけではなく、経営ノウハウ・人材の紹介など企業価値向上への支援を実施
⑤ EXIT(出口) 投資資金の改修を行う。IPOもしくはM&Aなど
⑥ キャピタルゲイン VCは株式の売却などを行い資金の回収を行う。
投資額と売却額の差額利益を得る
⑦ 分配 売却益をファンド出資者に分配

VCは、ファンドを作り複数の投資家より投資資金を集めます。

その後、今後急成長する可能性を秘めたベンチャー企業に対し投資を行うのです。
投資を受けたベンチャー企業は、IPOに向けてVCと共に企業価値を向上させ業績向上を目指します。
VCのEXIT(出口)は、株式上場もしくはM&Aなどによる売却です。目標達成に向けVCは影響力を駆使しEXITへ導きます。

株式公開をし十分に株価が上昇したところで、VCの役目は終了です。

株式を売却等して利益を得て、ファンドに出資してくれた出資者へ分配します。

もちろん投資したベンチャー企業の全てが上場できるわけではありません。
とてもハイリスクな投資ですが、上場し株式が上昇すれば何十倍ものリターンを得ることが可能です。

3:何が違うの?VCと投資ファンドの違い

VC投資ファンドって、どう違うの?

上記のように資金調達方法でお悩みなのではないでしょうか。
1章・2章でご紹介してきた、VCの仕組みの中のファンドとは別に「投資ファンド」という資金調達方法があります。

「何それ、同じ内容なのでは?」と混乱してしまいますよね。

VCと投資ファンドでは、対象となる企業も得られるメリットも異なるのです。
VCと投資ファンド、2つの違いについて詳しく紹介していきます。

3-1:VCと投資ファンドの違いを解説

VCと投資ファンドの違いについて紹介していきます。

VCは、主に株式が未公開のベンチャー企業が対象です。

これから急成長する可能性のあるスタートアップ期のベンチャー企業に投資を行い、IPOで利益を得る手法になります。
またVCは、利益を得るために経営ノウハウや必要な人材を紹介しベンチャー企業の内部にまで関わり業績の向上を図るのです。

投資ファンドは、主に株式上場済みの企業を対象としています。
投資ファンドの場合、中長期的な視点で企業買収やバイアウトにより利益を得る手法です。

どちらを選べばよいのか、いまいちイメージが沸かないな…という場合には次の章をご覧ください。分かりやすく紹介します。

3-1-1:企業レベルで選ぶ!2つの資金調達方法

VCと投資ファンド、どちらから資金調達をすべきか紹介します。

とても簡単にお伝えすると、ベンチャー企業にはVCがオススメです。
また、上場済みの成熟した企業の場合には投資ファンドをオススメします。

理由は、それぞれに適した知識やノウハウを得ることが出来るからです。

成熟した企業がVCからベンチャー企業の経営ノウハウを得ても、意味がありませんよね。
成熟した企業には、様々な要望や投資手法に応えることが出来る投資ファンドから資金調達を得るべきです。
逆にベンチャー企業は、様々なベンチャー企業の経営に参加した事のあるVCから経営ノウハウを盗むべきでしょう。

資金調達で悩んでいる場合には、ぜひ参考にしてください。

まとめ

ベンチャーキャピタルファンドについて詳しく解説してきました。

ベンチャーキャピタルファンドは、未公開企業の成長に期待し投資を行うファンドの一つです。

VCの仕組みについて学び、VCから資金調達をする場合には是非参考にしてみてください。

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